年末年始とエグゼクティブコーチング

2023年12月29日

 

先日友人と第九を聴きに行ってきました。メインの第九の前にバーバーの弦楽のためのアダージュが演奏されました。ケネディー大統領の葬儀で流れたことで有名になったようで、鎮魂歌のイメージを持っている方も多いようです。指揮者の下野竜也氏がこの曲を選んだ理由が、コンサートのプログラムには以下のように書かれていました。

 

大曲 (第九) の演奏に先立って、静謐な空気を作ること。心を落ち着けて、過ぎ去った一年に、各自が思いを巡らせる。(内略) そんな”内省”のひと時にも、ふさわしい音楽のように思われるのだ。

 

なるほど、いつの間にもうそんな時期になったのか、と改めて新しい年がもうすぐそこまで迫っているのを感じると同時に、素晴らしい演奏に心が洗われるような思いでした。

 

このタイミングで1年を振り返ったり、来年の目標を立てる方も多いと思います。今回は、『年末年始とエグゼクティブコーチング』ということで書いてみたいと思います。

 

年末の振り返り

年末は振り返りの重要な時期です。年末にコーチングのセッションがある方は、コーチの方に頼んで、今年達成した目標、乗り越えた困難、そして学び取った教訓を一緒に振り返るのはいかがでしょうか。もちろんご自身で一人ゆっくり手帳に書き出してみるのもいいかと思いますが、コーチに質問をしてもらうことで一人では思い出せなかったことが思い出せたり、物事の解釈が深まる可能性があります。例えば、今年皆さんが何か大きな目標を達成されたとします。それは皆さんにとってどんな意味があったのか、そこから何を学んだか、それは来年にどう繋がるのかなど、深掘ってみることで、目標達成の価値がより大きなものになると思います。

 

年始へのビジョン

この時期、新しい年に向けたビジョンや目標を整理する方も多いと思います。エグゼクティブの方々は、相反する様々な事柄に空中戦のごとく同時に対応していなけばならないようなことも多々あり、気がつけば多くのことを同時に追いすぎていた、ということもあるのではないでしょうか。

 

ベテランのビジネスリーダーの方の中には、新人じゃあるまいし、今更目標設定なんて、と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、限られた時間を有効に使いエグゼクティブとしての成果を上げていくために、コーチと一緒に目標を整理するのはお勧めです。

 

ストレスの軽減とワークライフバランス

年末年始はリラックスとリフレッシュの絶好の機会ですが、同時にストレスや焦りを感じる方も少なくありません。

 

「年末までには片付くと思っていた仕事がまだ片付いていない」

「ファミリーサービスや親族との時間で、休むどころかかえって年末年始疲れてしまった」

「あと1四半期で結果を出さねばならない」

など。

 

そのようにモヤモヤした時、少し後ろ向きな時、焦りを感じている時にも是非コーチングを活用してみて下さい。声に出して誰かと話してみただけで前向きになれた、ということも少なくありません。前回の記事で書いたように「エグゼクティブ」コーチングだからと言って、仕事の話以外は出来ないということはありません。

 

もしまだエグゼクティブコーチングを使ったことがなく、もう少しどのようなものか知りたい、という方はぜひご連絡ください。

 

来年が皆様にとって素晴らしい1年になりますように。