2024年01月06日
いよいよ2024年が始まりました。新年というのはなぜか毎年ワクワクするものです。皆様、新しい目標を立て、それに向かってよしやっていくぞ!と意気込んでいらっしゃることでしょう。
一方で、日本では年明け早々地震、津波、飛行機事故等が続き、波乱の幕開けと言う側面もありました。災害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。
世界に目を向けても、アメリカの大統領選挙、引き続きの紛争や戦争など、地政学的な未知数やリスクを考えると、2024年は波乱に満ちた1年になるかも知れません。
このような状況下で、今年エグゼクティブコーチングにどのようなトレンドが起こるのかを考察してみたいと思います。
- 1. 不況への懸念で福利厚生予算は据え置き、あるいは縮小か 福利厚生系の予算は、景気に左右される傾向があります。2023年に続いたような不況への懸念が続くと、エグゼクティブコーチングの導入を考えていた企業が二の足を踏んだり、現在すでにエグゼクティブコーチングを活用している企業で打ち切りの可能性があります。
- 2. スタートアップ、大手企業ともにじわじわと浸透もあり得る 一方、去年1年を通して、じわじわとエグゼクティブコーチングへの認知度や関心が着実に増加しているのを感じました。大手企業もそうですが、中小企業、スタートアップでも積極的に活用しようとする動きが見られます。不確定なことが多い不安定な世の中だからこそ、リーダーをより強固にサポートしようという経営側の判断の表れかも知れません。
- 3. エグゼクティブコーチングへのテクノロジーの活用の広まり ここ数年、世間は生成AIの話で持ちきりですが、エグゼクティブコーチングの世界でもテクノロジーがより活用されていくかも知れません。例えば、コーチングを開始する前のアセスメントや、コーチング開始後の定期的な評価などを、生身のコーチがするのではなく、生成AIやデータを活用して行なっていくことが増えるかも知れません。
不況など不確実性による福利厚生への影響は、ひょっとすると全く逆の方向に振れるかも知れません。次回詳しく書かせていただきますが、現在世界的に「孤独」が蔓延しているというデータがあり、企業が社員の心身の健康を維持するため今後より一層の投資を求められる可能性もあります。
もし皆様の企業で2024年エグゼクティブコーチングの導入を検討されているのであれば、是非一度お問い合わせいただければと思います。