2023年09月28日
コーチングを受けたことがない方にとって、初めてコーチングを受ける時は一体何が起こるのだろうと、少し緊張さえしてしまうかも知れません。
今日はコーチングセッションがどのように進行していくかをご説明させていただきます。
弊社のコーチングセッションは1時間が基準です。
まず、セッションの初めに前回のセッションからの調子や宿題となっていたアクションについて話します。
「前回のセッションから、その後調子はいかがですか。」
「前回のセッションで決めたアクションは実行できましたか。」
セッションはこのような問いで始まります。
次にその日のセッションで何を話したいかを確認します。
「本日のセッションでは何をお話しされたいですか。」
あれ、前のセッションの続きの話をするんじゃないの?
と思われた方もいらっしゃると思います。
特定の課題を解決するために、「社命」でコーチングを受けている場合は、必然的に毎回のコーチングのセッションの内容が特定されていくのですが、福利厚生としてコーチングを受けている場合は、コーチを受けるコーチー (Coachee) が内容を決めます。ですので、必ずしも前回の話を続きをしなくても良いわけです。
その日に話す内容が決まったら、その内容を話すことによって、その日何を成し遂げたいかのゴールを決めます。
あれ、コーチングってある程度の期間をかけて行うものだから、都度のセッションでゴール決めるなんておかしくない?
と、ここでもう1つ疑問に思われた方がいらっしゃるかも知れません。
確かに、コーチングは1回2回行ってすぐに効果が出るというよりは、時間をかけて行っていくものですし、一番初めにコーチングを開始する時には「その後数ヶ月で何を達成したいか」のゴールは決めます。
個々のコーチングセッションで決めるゴールは、この「その後数ヶ月で何を達成したいか」に向かった「ミニ・ゴール」のようなことだと捉えていただければ良いと思います。
ただし、福利厚生としてのコーチングでは特に縛りはないため、「その後数ヶ月で何を達成したいか」と「ミニ・ゴール」が必ずしも関連していなくても問題ありません。
そのセッションでの「ミニ・ゴール」が設定できたら、いよいよコーチングの本編が始まっていきます。通常なぜコーチーがそのトピックを選んだのか、なぜそれがその方にとって重要か、ということから問いを重ねていきます。
「〇〇さんにとって、なぜその問題が重要ですか。」
このように会話が開始されたら、あとはコーチが様々な質問をしながら、コーチーと対話を進めていきます。その対話を通して「ミニ・ゴール」に対して、コーチーがどのようなアクションを取るべきかを探っていきます。
セッションの終盤では、上記のアクションを明確に定義して、コーちーの方に次のセッションまでにそのアクションを取るというコミットメントをしていただきます。
以上がコーチングセッションの流れです。
いかがでしたか。皆さんが想像されていたコーチングセッションと一緒でしたでしょうか。それとも「思っていたのと違ってた!」という感想でしたでしょうか。
もしコーチングセッションの流れについて、何かご質問があれば、こちらからお問い合わせお願いいたします。