2023年09月23日
「コーチング」や「コーチ」という言葉は、スポーツをはじめ、様々なところで使われていると思います。「コーチング」の定義については、こちらの記事をご覧いただくとして、今回はコーチングの中でも「エグゼクティブコーチング」についてお話ししたいと思います。
「エグゼクティブコーチング」と聞くと、エグゼクティブの方に特別に作られたコーチングのように感じる方も多いと思いますが、International Coaching Federation (ICF)の定義では、コーチングはコーチングであり、「エグゼクティブコーチング」という種類のコーチングメソッドがあるわけではない、ということになっています。
では、「エグゼクティブコーチング」という言葉が何を指しているかというと、
「エグゼクティブにコーチングを行うこと」
です。
コーチを受けるコーチー (Coachee) が誰であっても、コーチングはコーチング、そのメソッドは変わらない、ということになっています。
では実際どうなのかというと、コーチングの会社によってはエグゼクティブの方を意識してプログラムを組んでいるところもあると思います。コーチングセッションの中で話せる内容が「エグゼクティブに関する何か」に限られている場合です。
弊社のコーチングでは、最初からそのようにトピックを絞っているということはありません。契約内容にもよりますが、基本的にはコーチーの方が話したいことを自由に話して良いことになっています。
その「自由に話して良い」内容が、リーダーシップであったり、組織内でのご自身のロールのことであったり、ステークホルダーとのコミュニケーションなどに集中する傾向はありますが、プライベートのことをお話しされる方もいらっしゃいます。
弊社ではエグゼクティブの方々の他にも、次世代リーダーの方にもコーチングを行うことがありますが、そういう方ですと「今後のキャリア形成」というテーマが多い印象です。
いずれにしましても、皆様がコーチング会社、あるいはコーチを選ばれる際には、その会社やコーチが言う「エグゼクティブコーチング」が何を指しているのか、を確認されるのがよろしいかと思います。