社内コーチングの導入

2024年01月27日

 

今回は「エグゼクティブ」と言うキーワードは少し横に置いておいて、弊社のような外部のコーチング会社に委託するのではなく、自社内でコーチを立て社員にコーチングを提供する場合について書きたいと思います。

 

結論から先に申し上げると、価値ある活動になるか否かはその会社が定義する「コーチング」が何なのかと、目的が何なのかによると思います。

 

以前書いたように、

 

コーチングとは全身全霊で相手の話を聴き、心の底から湧き上がってくる質問をして、相手の考えを促すプロセス

 

と、まとめられると考えます。時間がある時に試してみていただきたいのですが、これが意外と難しいと思います。かなり意識をしないと「何か気の利いた返事をしなくては」とか「こんなアドバイスをしてあげよう」と考えてしまったり、あるいは相手の言っていることと全く別のことを考えてしまったりしませんか?

 

もしInternational Coaching Federationが定義する、上記のようなコーチングを貴社が目指すのであれば、コーチになる社員の方はある程度トレーニングを受けないとうまく役目を遂行できないと思います。

 

もしメンタリングという形を取るのであれば、アドバイスをしたり、意見を述べてもいいので、メンタリングの方が取り組みやすいかも知れません。

 

いずれにしても、たまたま会社から割り当てられたコーチやメンターによって、社員のエクスペリエンスに大きくブレが発生しない工夫は必要だと思います。つまり、ある社員に割り当てたれたコーチあるいはメンターは非常にその社員の言うことをよく聴いて、ポジティブな結果をもたらしているのに、他のコーチやメンターは批判的だったり、話をよく聴かなかったりと、社員嫌な思いをさせていたら、コーチングやメンタリングを導入する意味がなくなってしまいます。

 

弊社では、社内コーチングを導入する際、最低限社内コーチの方に身につけていただきたい知識やスキルを、コンパクトにまとめて研修として提供しています。もしご興味があれば、お気軽にお問い合わせください。