エグゼクティブコーチングでプライベートなことを話す?

2023年12月22日

 

「エグゼクティブ」コーチングと聞くと、もしかすると仕事のことしか話してはダメなのかと思われる方もいらっしゃるかも知れません。

 

以前こちらの記事で説明した通り、スポンサード・プログラムの場合は、会社がコーチングセッションで取り扱う内容を決めている場合があります。しかし、そうでない場合で特に会社からの指定がない場合は、セッション中に何を話しても自由です。なぜなら、エグゼクティブコーチングは、ビジネスリーダーや経営者が組織の業績を向上させるだけでなく、個人としても成長するための貴重なツールだからです。

 

プライベートで何か悩みがあったり、悲しいことがあったり、辛いことがあった時に、仕事にも集中できない、なんだかうまくいかない、という経験は誰しもがしているのではないでしょうか。いくらプライベートと仕事は分ける、と心に決めていても、定時になれば気持ちが完全に切り替わる、もう考えない、とはいかないものなのです。それは一般的に「仕事人間」「仕事一筋」と言われる方、経営者として辣腕を振るっている方でも同じです。

 

裏を返せば、プライベートの悩みやモヤモヤを軽減することにより、仕事のパフォーマンスも上がる可能性があるのではないでしょうか。クライアントの方で、コーチングセッション中、

 

「プライベートの話をしてしまってすみません。失礼しました。」

 

と、プライベートの話をした後に謝られたことがあります。しかし、全く問題はなく、謝る必要はありません。コーチングを受けるコーチー (Coachee) の方にとって大事な話であれば、コーチングセッションで是非お話しいただければと思います。

 

どのようなプライベートにまつわる話題がエグゼクティブ・コーチングで扱われるかを、例として以下にいくつか挙げます。

場合によっては、コーチではなく、カウンセラー、セラピスト、医師と相談することを勧めることがありますが、

 

「誰にも言えずにいたが、言って楽になった。」

 

と言っていただき、そのまま良い方向に向かっていく場合もあります。

 

せっかくコーチングを受けるのであれば、「これは話したらまずいかな」などあまり心配せず、フル活用いただければと思います。